生活習慣病 診療案内

生活習慣病 診療案内

生活習慣病とは

生活習慣病は、食生活の乱れ、運動不足、喫煙、過度の飲酒、ストレスなど、日々の生活習慣が要因となり発症する病気のことを指します。これらの習慣が長期間にわたって続くことで、心血管疾患や糖尿病、がんなどの重大な健康リスクを引き起こす可能性があります。

生活習慣病の早期発見と適切な治療は、健康寿命の延伸につながり、生活の質(QOL)を高めることができます。

対象となる主な疾患

生活習慣病は多岐にわたりますが、当院では以下の主な疾患を中心に診療を行っています。

  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 脂質異常症(高脂血症)
  • メタボリックシンドローム
  • 動脈硬化症
  • 高尿酸血症(痛風)
  • 慢性腎臓病(CKD)
  • 心血管疾患(心筋梗塞、狭心症など)

診療内容

当院の生活習慣病診療では、以下の内容を中心に行っています。

  1. 患者様の生活習慣や食事、運動の状況をヒアリングし、詳細な問診を行います。
  2. 血液検査や尿検査、心電図、エコー検査などを実施し、生活習慣病の状態を総合的に評価します。
  3. 検査結果に基づき、患者様一人ひとりに最適な治療方針を提案します。
  4. 薬物療法、生活習慣の改善、運動指導、栄養指導などを組み合わせた総合的な治療を行います。
  5. 定期的なフォローアップにより、病気の進行を抑え、健康状態を維持するサポートを行います。

生活習慣病の予防

生活習慣病は予防が非常に重要です。以下のポイントを意識して、日々の生活習慣を改善することで予防につながります。

  • バランスの取れた食事: 野菜や果物、魚、豆類を積極的に摂取し、塩分や脂肪の過剰摂取を避ける。
  • 適度な運動: 週に3~5回、30分以上の有酸素運動を行い、筋力トレーニングを取り入れる。
  • 禁煙・節酒: タバコを吸わない、または禁煙し、アルコールは適量を守る。
  • ストレス管理: リラックス法や趣味を通じて、ストレスを軽減する。
  • 定期検診の受診: 生活習慣病は自覚症状が少ないため、定期的な健康診断を受け、早期発見を心がける。

患者様へのアドバイス

生活習慣病の治療には、医師による治療だけでなく、患者様ご自身の努力が欠かせません。以下のアドバイスを参考に、日々の生活に取り入れてください。

  • 食事の際は、主食、主菜、副菜のバランスを考え、1食に最低でも3種類の野菜を取り入れることを意識しましょう。
  • 食事の時間や量を一定に保ち、夜遅くに食事を摂ることは避けましょう。
  • 無理のない範囲で運動を始め、毎日の活動量を増やすよう心がけてください。簡単なウォーキングや階段の昇降も効果的です。
  • 体重のコントロールを心がけ、BMI(体格指数)を適正範囲(18.5~24.9)に保つように努めましょう。
  • 定期的に血圧や血糖値を測定し、自分の健康状態を常に把握しておくことが大切です。

診療の流れ

当院での生活習慣病診療の基本的な流れは以下の通りです。

  1. 初診時: 問診票をご記入いただき、現在の生活習慣や既往歴についてお聞きします。
  2. 検査: 必要に応じて血液検査、尿検査、画像検査を行い、症状の進行度を確認します。
  3. 治療方針の決定: 検査結果に基づき、医師と共に治療方針を決定します。薬物療法や食事指導、運動療法など、患者様に合わせた治療を提案します。
  4. フォローアップ: 定期的にご来院いただき、治療の進行状況や生活習慣の改善度を確認します。必要に応じて治療方針の見直しを行います。